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お母さんから結婚を邪魔される女性が結婚するには

婚活体験談

当相談所にはご両親との関係に悩んでなかなか結婚出来なかった・・・と言う女性からの相談が一番多いです。なぜかと言うと私自身が幼少時代から両親との関係に悩み、それが原因で男性とのコミュニケーションに問題があり最初の結婚がうまくいかなかったからです。その体験をブログに書いていたので似たような境遇の人からの相談が後を絶たなくなったのです。お母さんとの関係に悩みまくったけれど見事成婚に辿り着いたケースをご紹介していきます。

お母さんが娘の幸せをぶち壊すケース①「あんたはブサイクだから」

真紀さん(32歳・初婚)は大きなクリっとした目と小さくて高い鼻が印象的ないわゆる美人さんです。はた目から見たら、その美貌を持っていればすぐに結婚出来るでしょと言いたくなる容姿の持ち主です。けれどこれまでの恋愛はことごとくダメンズに振り回され、結局フラれてしまう過去を持ちながら当相談所に見えました。「自分の顔が嫌いです」と言う真紀さんに「そんなに美人でもやっぱり気になるところがあるんでしょうか」と聞いてみたら。

「私は子供の頃からずっと母に『あんたはブサイクだから!、ブサイクなんだからね!』と言われ続けて来たんです。」と言われるからビックリ。聞けばずっとブサイクと言われ続けて来たから自分のことをキレイだなんて一度も思ったことがないとのこと。

真紀さんのお母さんは女優さんのように美しく、男性との交友がひっきりなしにあったそうです。真紀さんが美しく成長するにつれてだんだん嫉妬するようになり「あんたはブサイクだ!」と言われるようになったとのこと。

娘が蝶のように成長していくにつれ、呪いの言葉を吐くお母さんはたいてい綺麗な方です。男性からちやほやされてきたようなタイプです。娘が美しく成長する時期にお母さんは老いと向き合っていく時期に入っていきますがなかなかその現実を受け入れられないお母さんも存在するものなのです。

そんな母親は娘に毒の言葉を吐き、娘が幸せになるのを阻止します。まるで白雪姫の母親のようです。

私は真紀さんの過去を一部始終聞いたあとにこう答えました。「真紀さん。それは、お母さんの主観でありお母さんの認知の歪みです。真紀さん自身はとても美しくて素敵な女性です。お母さんの価値観はお母さんの価値観としてちょっとよそに置いておいて、自分のことを否定するのをやめませんか?」

真紀さんは泣きながら、本当に自分が安心出来るパートナーが欲しいと切実に訴えるので、婚活を一緒にスタートさせていきましょうと提案しました。

数か月後、真紀さんの婚活に変化が訪れました。お見合いでお会いした雄二さん(36歳・初婚)とどうやら気が合ったと言うのです。いい前触れだ・・・!と思いつつ、どうか真紀さんが自分を否定するモードに入らずに落ち着いて交際が進みますようにと願っていました。

雄二さんは真紀さんにこう告げたそうです。「お母さんからの言葉に惑わされないで。君はとってもかわいいし一緒にいて安心出来る存在だよ」と。私から「お母さんの価値観を自分のものとして勘違いしないこと」を実践しながら毎日を過ごしていた真紀さんは、雄二さんのこの一言を心から信じることが出来て二人は結婚しました。

今はかわいい女の子が産まれて三人で仲良く暮らしています。

お母さんが結婚を邪魔するケース②「あなたに見合わないから」

彩子さん(34歳・初婚)は、これまでに2回婚約破棄をしているそうです。その原因はどんなことでしたか?と聞くと泣きながら「結婚が決まると母から阻止されるんです。あの人は車の運転が下手だからダメ、あなたに見合わない、あの人はスーツのセンスが悪かったからダメ、あなたに見合わないわよと言われて相手の人に文句を言いまくる結果、私がフラれるんです。でも今度こそここで結婚したいんです、よろしくお願いします」と言われていました。

彩子さんの趣味は山登り。大きな荷物を抱えて1人でも登山を楽しんでいるとか。出来たら一緒に山を登ってくれる人と結婚したいなと密かに思っていました。交際が進んだお相手の隆さん(41歳・初婚)は彩子さんよりも7歳年上で年収1000万強のビジネスマン。ちょっと肌が弱くアトピー気味でしたがご本人はとっても快活でエネルギー溢れる素敵な男性でした。

そんな隆さん、彩子さんに連れられて山登りをするようになっていったのです。交際が3ヶ月を過ぎたころ、二人はちょっと険しい登山に挑戦し、黙々と頂上目指して進んでいきました。やっと頂上に辿り着いた時。隆さんはいきなり彩子さんに「結婚してください!僕の一緒のパートナーは君しかいません!」とプロポーズ。周りにいた他の登山家の皆さんから祝福の拍手が送られたそうです。

このまま無事に結婚かと思いきや、それを許さないのが彩子さんのお母さん。「7歳も年上なんてすぐに先に死んじゃうじゃないの!」「肌が弱い?子供に遺伝するわよ、やめときなさい、あなたに見合わないわ」など隆さんのことをネチネチ文句を言っては彩子さんを惑わせてくるのです。

彩子さんから相談を受けた私はこう言いました。「彩子さん、妹さんがいましたよね、隆さんを妹さんに会わせてください。妹さんを味方につけてお母さんを囲い込む作戦で行きましょう。妹さんを味方につけて隆さんの良さをお母さんにアピールしてもらうのです」

彩子さんはさっそく妹さんとその彼氏さん、隆さんの4人でお食事をしました。4人は意気投合し、お母さん対策をみんなで考えたそうです。

いよいよ隆さんが彩子さんのおうちにご挨拶に行く日。妹さんも同席していました。お母さんは隆さんの顔を見た瞬間、怪訝そうな顔をしたそうですがその瞬間に妹さんが「お母さん、隆さんってね、仕事がすっごく出来るんだって。あと一緒にご飯食べたんだけど話が面白くってお姉ちゃんがずっと笑ってるんだよ!」と言ったそうです。

彩子さんは「たとえ母から何を言われても隆さんと一緒になろう。もう絶対に引き離されたりしない」と覚悟を決めてその日を迎えたそうです。怪訝そうな顔をしていたお母さんでしたが隆さんの温かさと優しさ、彩子さんと隆さんが本当ににこやかに穏やかに会話をしている姿を見て「彩子をよろしくお願いします」と頭を下げたとか。

彩子さんと隆さんのストーリーには後日談があります。彩子さんがずっとスイスのアルプスの山でウエディングドレスを着るのが夢だったそうで、隆さんはその夢を叶えてくれました。オプションでハイジとペーター役の子役がついてきて記念写真を撮れるのだそうです。そのお写真を拝見した時、彩子さん、本当によかったなと思いました。

お母さんが娘の結婚をぶち壊すケース➂「結婚後も仕送りしてね」

知子さん(34歳・初婚)は都内の病院で働く看護師さん。地味でいいから普通の幸せが欲しいんですとご入会されました。すぐにお見合い相手と交際が始まった知子さん。順調に進んでいたので、このまま成婚されるのかなと思っていたら。

「彼と喧嘩をしてもう元に戻れないので交際中止にしてください」と連絡が。何があったのかと聞くと「お互いの価値観の相違です」としか言わないところを「今後の参考にしたいのでもう少し詳細を教えて頂けませんか?」と聞くと「実は・・・母に結婚後も仕送りをしないといけないと彼に言ったら反対されたんです。母の命令は絶対だから私は従わないといけないんです」とのこと。

よくよく話を聞いてみると、知子さんは就職してからずっとお母さんにお給料の半分を仕送りしていてその半分で生活をしていたそうなのです。それを彼に伝えたら「結婚後はもうお母さんには仕送りはしなくていいんだよ」と言われたようなのですが「いや、お母さんの命令は絶対だから」と仕送りを止めることを拒んだそうです。

母1人子1人で育てられた知子さんはお母さんに対しての心からの恩を感じているそうです。けれど、確かに結婚後はもう仕送りは中止してもいいのではと私も感じたのですが知子さんの中でそれを止めるとお母さんからのヒステリーが始まりかなり厳しく知子さんの至らないところを責めまくってくるそうで、それが知子さんには負担だったのです。

結局知子さんは交際中止にしたあと他の男性とお見合いをしないまま退会していきました。今も独身でお仕事を続けているとのことでした。

結婚するにはお母さんからの精神的な自立が大切

真のパートナーとお互いを尊重して成長しあう結婚をするためには、お母さんからの精神的な自立が何よりも大切なことと言えます。お母さんが何に対しても口出ししてきた、お母さんの好みの服しか着られなかった、お母さんが習いなさいと言っていた習い事しか習えなかった、大学生になっても門限が18時だった・・・みたいな生活を送られて来た女性は、無意識のうちにお母さんからコントロールされて来た毎日に気が付くことです。

そして、出来るだけお母さんとは距離を取るようにし、お母さんから言われていた価値観ではなく自分はどうしたいのか、自分は本当はどんな人と一緒にいたいのかを今一度考えていきましょう。また、お母さんから「あんたはブスだ」「あんたに合う人なんていない」「あんたは結婚出来ない」と言われていたと言う方。それはあくまでも「お母さん側の勝手な価値観」であって、真実ではありません。お母さんはご自身の人生に不満があって納得して生きていないからこそ、娘であるあなたの幸せを阻止しようとしているに過ぎないのです。

あなたの周りにはあなたのことを否定せずにニコニコと受け入れてくれる方が必ずいるはずです。それは親戚のおばさんかもしれません、近所のクリーニング屋さんかもしれません、職場の食堂のおばちゃんかもしれません。そんな方々といるとあなたは心がホッとしませんか?心が落ち着きませんか?真のパートナーとなる人とは、まさにその「心の安心感」を感じられる人なのです。ですからあなたのことを肯定してくれるその人たちからの愛情を受け取ることです。自分を自分で否定せず、なるべく自分を受け入れてくれる人のそばにいましょう。その方がノビノビ出来、あなたの魅力度が上がっていくからです。

お母さんがあなたをコントロールしがちだと言う場合は少しずつお母さんから距離を取っていき、自分を第一優先にして生活をしていくよう実践していきましょう。

 

 

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