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結婚相談所で交際中にある不満ベスト5(女性編)

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結婚相談所を20年もやっていると男女の交際について本当に細かいことまで色々と相談されてきました。男と女の間には深い深い河が流れているなーとも思います。今日は結婚相談所で交際中によくある不満ベスト5(女性編)を書いていきます。

第5位 「男性がデート中に女性を置いて先に歩いていく」

お見合い後、交際が成立してから初めて会う時。女性はやはりオシャレをして待ち合わせ場所に向かいます。由香さん(35歳・初婚)もその一人でした。

お見合いで割と話が弾んだ紘一さん(39歳・初婚)と交際が成立。ウキウキしながら次のデートの日を心待ちにしていました。由香さんは今年買ったばかりの肩がチラッと見え隠れするタイトなワンピースに5センチヒールを合わせて行こうと決めていました。

日曜日の新宿駅。待ち合わせ場所で会えたお二人。ニコニコしながら映画館へ行こう、と歩き出したときのこと。紘一さんは由香さんが歩くペースに合わさず、どんどん先に歩いて行ってしまうのです。由香さんは普段はスニーカーばかり履いているので5センチでもヒールがあるパンプスに慣れておらず、ちょっとぎくしゃく歩くことになってしまいます。

そんな由香さんにお構いなくスタスタ先を歩いてしまう紘一さん。由香さんと紘一さんの間にはあっという間に知らない人達の群れが出来てしまいました。オロオロしながら由香さんが慣れないヒールで紘一さんのあとを付いて行こうとしたら、紘一さんが遠くのほうで「遅いよ!早く!」と叫んできました。

その紘一さんを見て、瞬間で覚めてしまった由香さん。「ない!女性を待ってくれない男性なんてありえない!もうない!今日で交際は終わりにする!!」と決めてしまったと言うのです。

こんな話は本当にしょっちゅう聞きます。女性がヒールを履いていると歩きにくいと言う事実を知っているのは新宿のホストぐらいしかいません。その位、婚活市場にいる男性って女性の実情に疎い人が多いのです。

デート中、彼が先にスタスタ歩いてしまった場合。そんな時は後を追って追いついた時に「すみません、今日ヒールなんであんまり早く歩けないんです」と自分の状況を説明していきましょう。そんなこといちいち伝えなくてもわかってほしい!と言う気持ちはご法度です。男性は「わからない」ことが多いんです。これまでのデートでもわかってなかったからこそ、彼も今独身なのかもしれません。

先に行ってしまうのを防ぐために会った瞬間にすぐに「今日、ヒールなんで歩くの遅いかも。手を繋いで歩いてもらったら助かります♪」と伝えるのも効果的です。交際したばかりの男性は女性との距離感をどう取っていいかわからずドキドキしているはずです。そんな時にあなたから「手を繋いでもいいですよ」と言ったアプローチを先にしていくと二人の距離がグッと縮まります。スタスタ先に行かれる心配もなくなります。

なお、デートを何回も重ねた結果、また相手の歩く早さが早くなってきたらもうマイペースでゆっくり後ろからついて行くこと。そこでいちいち怒らない。彼もついつい忘れてしまったりする時があるのです。基本的に男性はスタスタと早く歩くのがデフォルトなんだと覚えておくことです。

道の先で彼が振り向いて止まって待っててくれたらいい人の証拠です。結婚相手候補生として充分視野に入れていいお相手です。

第4位 「彼が毎回デートに遅れてくる」

お見合い15人目にしてやっと交際が成立した絵里さん(27歳・初婚)。お相手男性は年収1000万強のIT関係の会社にお勤めの隆さん(32歳・初婚)。絵里さんはお見合いの時点で隆さんとの将来までがイメージ出来て、順調に交際が進めばいいなーと願っていたそうです。

隆さんはお仕事が忙しいせいか、初デートの時に10分ほど遅れて待ち合わせ場所に現れたそうです。10分ぐらいならいいか・・・。絵里さんは最初だったし大目に見てデートを楽しんだそうです。ところが隆さんはその後も10分、15分、30分と遅れてきては大して悪びれもせずにのほほんとしている。絵里さんは自分の時間を取られているのが許せないのと、隆さんが遅れてきても反省している素振りを見せないことに対してめちゃくちゃ腹が立ったそうです。

「いい加減にしてよ!人を待たせてその態度は何なの??」絵里さんの怒りの沸点は最高潮に達してしまいました。鬼の形相でヒステリックな絵里さんに恐怖を覚えた隆さんはその夜に交際中止を自分の相談所さんに報告したとのことでした。年収1000万強の隆さんにはお見合いのお申込みがひっきりなしに来ていたからです。

デートの時間に彼が遅れてくる。この相談もよく頂きます。対策として、10分~15分ぐらいだったら範疇内としましょう。仕事をしながら空き時間に自分と時間取ってくれるだけでもありがたいことだわ、ぐらいに思うことです。いや、きっちりしないと許せない!!とか言ってると自分が疲れるだけです。そこはおおらかな気持ちで相手を見ることも大切です。

30分以上遅れてきた場合は冗談っぽく「ペナルティを課します。そうね、30分以上の時はサーティワンのアイスね」とでも伝えておきましょう。それで30分遅れた時は本当にサーティワンをご馳走してもらう。さらにまた30分遅れた時には「じゃ、今日はサーティワンのダブルね」と笑って伝える。

更に遅れた時にこそ本気で怒ってよし。「もうサーティワンも通用しないわよ!次回、30分待って来なかったら帰ります」と伝えておくこと。『普段は優しいけれど、本気で怒らすと怖いのよ』と言ったメリハリをつけておくことが大切です。ただし10分ぐらいの遅刻なら大目に見てあげましょう。

第3位 「デートがまだ数回なのに彼の距離感が近い」

麻沙子さん(34歳・初婚)は元国際線のCAさん。華やかな笑顔と抜群のスタイルでお見合いのお申込みが殺到しました。その中でも大学の教授をしている豊さん(40歳・初婚)とお見合いで意気投合して交際が成立。次のデートを心待ちにしていました。

いざ待ち合わせ場所で二人が会った瞬間。「じゃ、行こうか」と豊さんがいきなり麻沙子さんの腰に手を回してグッと引き寄せてきたそうです。え、ちょっと待って・・・、まだ正式に付き合おうって言ってないんですけど・・・。そんな引きまくりの麻沙子さんの顔のすぐそばに豊さんの顔が近づいてきて頬にキスされそうに。思わず豊さんの顔を手でよけて「やめてください!」と叫んでしまった麻沙子さん。もちろん交際はここで中止となりました。

お見合いで交際成立となった2回目のデートで、男性がいきなり馴れ馴れしくベタベタしてきたり女性の意思を確認しないまま会った瞬間急に手を繋いできてオレのオンナ扱いされてきた・・・と言う報告もよく頂きます。

基本的に男性は、自分がいいなと思った女性とは1分でも早く親密になりたい生き物です。本来ならば女性の気持ちを考慮して前に進んでいくのが鉄則なのですが中にはそこをすっ飛ばして気持ちが先走ってしまう殿方も少なからず存在するようです。

生理的にNGではなくもっと彼のこと知りたいんだけどなと興味のある男性からいきなりボディータッチされた場合。「まだ数回しかお会いしていないので、あんまり近いと緊張しちゃうので・・・」とさりげなく距離を取っていきましょう。ただデート3回目ぐらいになってきたらもう手を繋いでもいいと思います。

私のような仲人仲介型の結婚相談所は、交際期間がお見合いから3ヶ月と決まっています。3ヶ月の間に結婚するかしないかを決めなくてなりません。そんな短期間の間に結婚へと繋がる交際をしていくためにはやはり毎回のデートで段階があるのです。2回目で腰に手を回されるのはさすがに早いですが3回目のデートではお互いに前に進みたい気持ちがあるのならば手を繋いでも構わないです。

また、運命の相手はあなたが嫌がることを無理強いは絶対にしてこないです。ちょっとだけ彼が近づいてきたり腕をタッチしてきたときに真顔で「止めてくださいっ!」とか「警察呼びますよ!」と叫ぶのではなく、「ちょっとー、まだ早いですよ♪」と石原さとみ風にさりげなくその手をはらいのけることが出来ればベターです。交際中は自分が想像もしないようなハプニングが起こったりすることもあります。そんな時も「こいつヘンタイ!」などとすぐに決めつけず、ある程度「言葉と態度」で自分の気持ちを伝えて行く練習をしていくことが大切です。

第2位 「彼がエスコートしてくれない」

アメリカの大学を卒業し外資系企業にお勤めの優子さん(38歳・バツイチ)。彼女は日本の男性のエスコート力の乏しさを報告してきます。「年収が高くても女性をエスコートしない男性が何て多いことか!ホントに嘆いてます」とのこと。

そんな優子さんがお見合いしたお相手は自分でデザイン会社を起業している孝之さん(41歳・バツイチ)。年収は1500万円以上で見た目もスマートな男性です。優子さんはもちろん孝之さんは女性のエスコートに慣れているに違いないと思って交際希望を出しました。

ところが孝之さんは第五位の紘一さんのように先にどんどん歩いていってしまう、ドアは開けてくれない、席は奥の席にどーんと座る、レストランで注文する時も「オレ、ナポリタン!」と自分の分しかオーダーしないなどなど、優子さんが望むようなアメリカンスタイルのエスコート力は皆無に近かったそうです。

それで話と言えば自分のデザイン会社の話ばかり。部下が使えないだとか取引先の相手がむかつくとか今月の売り上げが目標に達していないから四苦八苦しているなど、話していても優子さんがつまらなくなる話題ばかりなのだそうです。優子さんは3度目のデートで「もう、ないですね、中止にしてください」と言ってきました。

ハッキリ書きます。日本の男性で女性のエスコートが上手な男性はホスト上がりか結婚詐欺師です。ほとんどの男性は女性の扱いに慣れていません。それでも女性と仲良くしたい、結婚したい、自分のことを認めてくれる相手にそばにいて欲しいと願ってお見合いを続けているのです。

エスコートしてほしいのならば、外国に行って海外の男性を視野に入れた方がいいかもしれません。日本の男性と結婚したいのならば、「エスコート」よりも「誠実さ」「実直さ」「穏やかさ」「安心安全を感じられる」と言った観点から見ていくことが大切です。

この孝之さんもエスコートこそ上手ではないのかもしれませんが、仕事に対しては実直な面があります。一生懸命頑張っているからこそ部下の動きや取引先のふがいなさに目が行っているのです。そこを「つまんないな」と捉えるのではなく、「そうなんですね、頑張ってますね」と肯定してあげること。肯定してくれる相手にはだんだん自分の頑張りや良かった点なども徐々に報告してくれるものです。数回のデートで「この人はないな」と決めつけてしまうのはあまりにももったいないです。

第1位 「彼が話を聞いてくれない」

相談所での女性からの不満第1位はズバリ「彼が話を聞いてくれない」「自分の話ばかりする」です。この相談は2日に一度は必ず聞いているんじゃないかってほどよく報告が入ります。相談所歴5年の愛子さん(40歳・初婚)の体験はこうです。

「お見合いの席で私の話を聞いてくれた男性は一人か二人です。あとはほとんどご自身の話ばかりで私は『えぇ』と『そうなんですか』しか言ってません。そのぐらいおしゃべりな男性が多いです。私は自分の話を聞いてくれる人がいいんですけど、それすら叶わないってどゆことですか!相談所には自分の話を聞いてくれる人は登録していないんですか!」と私がよく怒られています。

正直、これはコミュニケーションの問題だと思います。男性はまずは自分をアピールしたがります。これまでこんなことで頑張ってきた、こんな体験をしてきた、こんな成功例を持っているなど、自分がいいな、かわいいなと思った女性には自分のいいところをガンガン伝えて「だからオレを選んでね」と言うアプローチでもあるのです。

それをすぐに「話を聞いてくれない!」と怒るのではなく、まずは受け止める。「そうなんですね」で肯定していく。「すごいですね」、「頑張ったんですね」、「やりましたね!」と全てキャッチ。いいじゃないですか、たくさん喋ってくれるのって。自分から話題を振らないと全然喋ってくれない・・・と言う報告も多い中、喋ってくれる男性ってそれだけでエネルギーが高いですし色々なことに興味がある人なんだと思います。

ですから最初は受け止めて、「あのー、私の話も聞いてくれる?」と笑顔で質問を投げかけてみましょう。まずはこの「私の話も聞いてくれる?」の一言を入れてみるのです。これを言ったら男性は「うん、いいよ!何、何?」と興味深々で聞いてくれることでしょう。

ただ、男性って女性と違って長時間女性の話を聞くのが苦手な生き物です。そのため、男性には「結論から話すこと」が何はともあれ大切なこと。そのあとダラダラ状況を説明するのではなく簡潔に2、3分で終わらすこと。そうすればきっと彼はあなたの話にも耳を傾けてくれることでしょう。

なお、男性に相談事はご法度です。「~について悩んでるんだけど、どっちがいいと思う?」と言う質問はOK。結論が出やすいからです。「~について悩んでて、~になって、~がどうでこうで・・・」と言ってると「あー、もうこうすれば!」とすぐに結論を言いがちなのが男性です。

ですから相談事については二者択一制にして、結論が出にくい問題については女性の友達か電話相談などにしたほうがベターでしょう。

あなたの成婚を応援しています。

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